キーピッチについての正しい啓蒙記事

8年くらい前から個人的にずっと続けている活動があります。それは、

「キーピッチ19mmは普通の日本人には広すぎる」

という明白な事実を伝える啓蒙活動です。

確かに、日本人でも小さい頃からピアノをやっている人などは手が大きかったり、手の開く角度が広かったりするのかも知れないわけですが、実際には日本人の手は欧米各国の人たちに比べて小さいわけです。以前ドイツに行った折、とあるドイツ人青年の手形を採らせていただいたことがあります。そのときの衝撃は今も忘れられません。ボクの手の倍とは申しませんが、感覚的にはそのくらいの差がありました。
こういう人たち(巨人族?)が使うキーボードの「標準」キーピッチが「19mm」なのです。しかも、こういう人たちが使うキーボードは、キー数が少なく横幅が狭くなるはずの「英語配列」(ここではドイツ語配列?)なわけです。にもかかわらず、少なくともボクは「20mm」以上のキーピッチのキーボードの話を聞いたことがありません。バスケットボールやバレーボールの選手などはさらに手が大きいことでしょうに、それに見合うキーボードの噂も聞きません。
ただでさえ物理的なハンデを抱えているというのに、一般の日本語キーボードの配列(JIS配列)ともなれば、ますます右端のキーは遠くなるばかり。それなのに、こうした状況にあって

キーピッチ19mm確保できないと使いづらくてダメだ

と、のたまう日本人の実に多いこと。はい、やせ我慢もほどほどにすべきでしょう。

たぶん「使いやすいキーボードが何なのか」が判っていないから、普段使っているキーボードに「馴らされ」てしまい、それに近いものを「良い」と感じてしまっているのでしょう。残念なことです。

さて、前置きが長くなりましたが、今回はLet'snoteブログの記事の紹介です。

しかも「R7」のキーボードサイズが絶妙なんです。
コンパクトだけれど、打ち辛くなるほど小さくない。
ブラインドタッチができる大きさとしては
最小クラスなんじゃないでしょうか。
私の指にちょうどいい大きさかも。
ケータイじゃ追いつかない、
ヘビーなブロガーさんにも御用達ですね。
絶妙のサイズです

R7のキーボードは、「キーピッチ17mm(横)×14.3mm(縦)」と変則的な形状ですが、このきじにもありますように、標準的な女性の手のサイズにかなりフィットしていると思います。縦ピッチはもう少し取れた方が幸せな気もしますが、個人的な調査結果ではキーピッチ(横)の基準値は女性が「15mm〜18mm」、男性が「16mm〜18.5mm」くらいと見ています。19mmは欧米人への帰依以下の行為であると断言します。