完全「国産」主義

最後にブログを書いたのがいつだったが判らないくらい、放置してしまいました。このくらい放置してしまうと、「次これブログに書こう!」って思ったって、なかなか書けなくなるから不思議です。

さて、そんな中で書くことを決意したのはこれ。

半年くらい前に近所のスーパーで、北海道ワイン(株)の白ワイン「おたる ナイヤガラ」を見かけて飲んでみたのですが、これがなかなか珍しい味わい。一気に惚れ込んでしまいました。以来、何かの折にお土産にお持ちする品物が、もっぱらこの白ワインになってしまいました。今回紹介するのは北海道ワインの社長が書いた本です。

内容自体は、「業界」の常識に関する暴露話とこの会社の道程で、それだけでもそれなりに楽しめるます。しかし、繰り返されるメッセージ「愚直であれ!」がむしろ印象的でありました。

ブドウへの熱い想い、ブドウ農家との信頼関係、ワイン作りへの情熱、地元への愛情(ただし、嶌村氏は道外出身者)・・・我々消費者が「そうあって欲しい」と願い、同時に「そんなことやっていて倒産しないはずがない」と信じ込んでいることを、本当に愚直にやり続け何度も倒産しかけたのだそうです。

儲けさえ産み出しさえすればそれで由とされる時代にあって、手抜きをせず、愚直にもの作りに専念し、地域活性化に貢献する北海道ワイン株式会社。故郷小樽に本拠を置くことを抜きにしても、応援していきたいと思います。

試しに飲んでみたいという方には、1,000円台の白ワインがオススメです。